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2024年度学位授与式

先日、学位授与式が挙行され、今年度は2名の学生が修士課程を修了しました。


お二人とも、社会人として臨床業務に従事しながら、研究計画の立案、倫理審査申請、データ収集、分析、そして論文執筆まで、見事にやり遂げてくれました。


臨床に従事しながら大学院で学ぶことは、決して容易ではありません。

特に、論文執筆の時期には相当な努力と集中力が求められます。

それでも、限られた時間の中で切磋琢磨しながら日々奮闘する姿を見ていると、大学院ならではの大きな成長が得られていることを実感します。

これは、修士課程で学ぶ多くの院生の姿を見ていて、常に感じることです。


大学院で学んだことが、すぐに昇進や待遇に反映されるわけではありません。

しかし、研究を通じて科学的思考を身につけることは、長い人生におけるさまざまな場面での課題解決に活かされると感じています。

私自身も大学院を修了した際、臨床におけるちょっとした意思決定ひとつにも、自分の考え方に変化が生まれたことを記憶しています。

また、そのような思考は臨床だけでなく、日々の生活の中でも役立っているように思います。


今後のお二人のさらなるご活躍を、心から楽しみにしています。



 
 
 

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本HPはJSPS科研費 の助成を受けて作成しています。 

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