洲本市で住民向け調査結果の報告会を開催しました
- 永井宏達
- 6月15日
- 読了時間: 3分
2022年度から、兵庫県洲本市の65歳以上の住民の方々を対象に悉皆調査を実施しています。
昨年度からは、市と大学が連携協定を締結し、より一層強固な体制のもとで事業を進めています。
今回はその一環として、洲本市中心部の住民の皆さんを対象に、調査結果の説明会と交流会を開催しました。
当日は洲本市役所の畑山浩志さんがコーディネートしてくださいました。

実は、報告会で使用した資料の大半は研究室の学生たちが作成してくれています。
膨大なデータの中から、どのような切り口で、どのように視覚化すればわかりやすく伝わるかを考え、資料をまとめてくれました。
以前から、学生たちにはこうした力をぜひ身につけてほしいと考えており、昨年から思い切って作成を任せることにしました。
実際に任せてみると、私の期待を大きく超えるレベルの資料を、時間をかけて試行錯誤しながら作成してくれるようになりました。
住民の皆さんのお役に立つ資料を作るべく、プロジェクトメンバーの一員として真摯に取り組んでくれています。

なお、分析結果は毎年、洲本市役所のHPでも公開していただいています。
報告会の後は、学生たちが住民の皆さんに体操の紹介を行いました。
高齢者の方々への運動指導は、学生にとってこの日が初めての経験だったため、事前に作戦会議を開き、練習を重ねて本番に臨みました。
笑いも交えたフレッシュな雰囲気の中で行われた体操教室は、住民の皆さんにも大変好評でした。

運動の後は、住民の皆さんと地域の課題や今後の取り組みについて、グループに分かれてディスカッションを行いました。
学生たちには進行役やまとめ役も担当してもらいました。
調査によって見えてきた課題に加え、各自の暮らしの中で感じておられる問題や、それらを解消するための取り組みなど、さまざまなご意見が出されました。
データ分析だけではわからない「生の声」をお聞きすることで、私自身も多くの気づきを得ることができています。
交流会の最後には、ピアニストの方による生演奏もありました。
「音楽があるだけで、ここまで場の空気が変わるのか」と、改めて音楽の持つ力を感じました。
今後もこうした場に学生達と共に積極的に足を運び、市民の皆さんの健康づくりやまちづくりのお手伝いをしていきたいと思っています。
秋には五色地区にも訪問予定ですので、今から楽しみです。




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