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執筆者の写真永井宏達

学生が学会で発表しました(日本老年医学会近畿地方会)

更新日:2020年11月28日

2020年11月21日に、第31回日本老年医学会近畿地方大会が大阪大学中之島センターで開催されました。


本研究室の4回生が、2演題エントリーして発表しました。


新型コロナウイルスの影響で、web学会となりましたが、発表者は会場で配信を行いました。


学生は初めての学会発表ということで、直前はとても緊張している様子でした。


             (本番直前の緊張した様子)


発表者の原山さんは、高齢者のアパシー(無気力)と身体活動量に関する発表を行いました。

身体活動量がアパシーの低下に関係するという仮説のもと研究を行いましたが、活動量が直接的に関係するというよりは、身体的フレイルやうつ症状の影響でアパシーが発生している可能性を示唆しました。


もう一人の発表者の奥田くんは、身体的フレイルとオーラルフレイルの関係を詳細に分析しました。

身体的フレイルとオーラルフレイルは密接に関連しており、特に歩行速度の低下と口腔機能の低下の関連が強いことが明らかになりました。

因果関係については検討が必要ですが、今後の介入のヒントに繋がる知見だと思います。


会場からは複数の質問もあり、有益な発表の機会になりました。



            (発表後の晴れやかな?表情)       


私が初めて学会発表したのは、臨床に出てから3年目でした。

学部時代に発表した彼らのチャレンジ精神は素晴らしいと思います。


コロナで臨床実習が少なくなった分より一層頑張る学生を、応援したいと思います。




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